どこかの会社に長く勤めていると、仕事ができる人とできない人の見分けがつくようになりませんか?実は私も5年間同じ会社に勤めていて、最年少でありながらも、この二者を見分けることができました。そこで気付いたのが、仕事ができる人とできない人の精神面の違いです。確かに仕事ができる人はスキルがありますが、仕事ができないからといってスキルが無いとは限りませんでした。きちんと言われたこともやりますし、ソフトの操作も問題ありません。だけど精神面に大きな違いがあったのです!例えば仕事ができるAさんと、仕事ができないBさんは同じミスをしてしまいます。Aさんは翌日にはそのミスを直し、仕事を仕上げました。だけどBさんは翌日も落ち込んだまま何もできず、2日後にやっと手を付け始めたものの、やっと仕上がったのは3日目でした。AさんもBさんも同じスキルの持ち主です。だけどあなたが上司なら、どちらの方が仕事ができるように見えますか?
「なぜできなかったか」はどうでも良い
ここでのBさんの問題点のは、翌日も落ち込んだままでいたことです。Bさんはミスを指摘されたとき、いつも自分に「なぜできなかったんだろう?」と問い続けます。ただの文字の打ち間違いであっても、「なぜ打ち間違えたの?」とずっと悩んでいます。「そんなの、なぜもヘチマもないよ!」と言いたくなりますが、本当の話です。この特徴は特に真面目な人にありがちなことです。真面目だからこそ、まず問題点の原因を見つけて対処しようとするんです!頭の中は「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」ばかりが飛び交っていて、解決策が見つかりません。
「どうすればできる?」を何度も問うべし!
一方でAさんは、さっさと問題点を改善しました。実はAさん、重大なミスじゃない限り反省するような人ではありませんでした。過去を振り返らず前ばかり見るような人でした。Aさんの頭の中は「どうすればできるんだろう?」と解決策をずっと考えていました。なのですぐに解決策を思いついて、実際に解決までしたんです。私たちは子供の頃から「反省しなさい」と教育を受けてきましたが、その教育は過去を振り返ってばかりいたような気がします。ただ反省していたって物事は何も進まないのだから、反省はほどほどにして、次の手を打つべきだとは思いませんか?仕事ができる人ほどこの反省にかける時間がびっくりするくらい少ないんです!逆に「どうすればできる?」とそのやり方や方法を考える時間が長いです。つまり、過去を振り返る時間は短く、未来を考える時間を長くしているということですね。そう自分に問いかけて出てきた答えも1つや2つじゃありません。たくさんある答えの中から1つ選んでは実行して、失敗したらまた「どうすればできる?」と考えはじめます。仕事ができる人はその繰り返しなんですよね。あなたも反省はほどほどにして、未来について考えてみませんか?