なってからでは遅い!痛風にならないための予防法

ご存知でしょうか?痛風になる人の98%が男性と言われています。その理由は、女性に比べ男性の方が血液中の尿酸濃度が高いからです。腎臓からの尿酸の排泄を促進する働きが女性ホルモンにあることから、女性は尿酸濃度が低いため痛風になる女性は少ないのです。尿酸が増えやすい体質・仕事のストレスなども関係してくる病ですが、日ごろからの予防もあります。
1. 適度な運動で、肥満解消
一般的に美食家に痛風が多いと言われますが、食べ物そのもののプリン体はさほど尿酸値に影響を与えません。美食による肥満が、痛風と強く関係があることがわかってきました。ただし、運動なら何でもというわけではありません。息を止めて行う激しい運動(マラソンやサッカー・筋トレなど)は、体内で尿酸を作り出す原因となり逆効果です。有酸素運動が効果的ということですね。外で運動する時間がない方は、ストレッチをするだけでも効果があります。その際、呼吸は止めないこと。呼吸を続けることで脂肪が燃焼しやすくなり肥満解消になります。
2. 水分を意識して多くとる
水分を多くとることで尿酸を体外に排出します。「水分はとっている」とよく聞きますが、のどが渇いてからではいけません。のどが渇く前に「意識して水分を摂る」。これをしないことには通常より多くとることは難しいです。時間を決め、定期的に飲むことをお勧めします。また、お茶で水分の全てを補うのは避けましょう。お茶には利尿作用があり尿酸の排出を促進するので有効ですが、身体が必要とする水分がとどまらなくなりますので注意してください。
3. プリン体に神経質にならない
意外ですね。ひと昔前は「痛風予防にはプリン体摂取を控える」ことでしたが、現在ではプリン体を制限しても痛風予防にあまり効果がないことがわかってきました。というのも、プリン体の摂取を制限しても、尿酸値に与える影響が僅かだというのです。もちろん、尿酸の材料となるのはプリン体ですが、尿酸は体の中で日々、生産されています。生産される尿酸の量が増える、あるいは体外へ排出量が減少すると、身体の中に尿酸が溜まります。ですので、プリン体の摂取だけに重きをを置くのではなく、有酸素運動や水分補給を生活に組み込んで予防することで痛風になるリスクを大幅に下げることができるのです。
痛風は30~50代男性に多い病気
責任感や自己主張が強く、真面目で几帳面な方はなりやすい傾向があるようです。いずれも働き盛りの男性の性質なので簡単に性格や考えは変えられませんが、自分なりのストレス発散法などを身につけ物事を楽天的に考える、ということも痛風予防の第一歩になります。

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